80歳定年制

2017年4月12日
なにやら、今上天皇の退位の意向に沿った特例法案が、5月の連休後に発表されるそうです。立法化にいたる経緯や、退位そのものが広く国民に支持されているといったことまで書き込まれるそうですが、「本当か?」とちょっと訝しい点があります。

退位後の天皇の称号は「上皇」、皇后は「上皇后」、皇位承継順位と摂政就任対象者からは外れ、皇室会議の議員にもなれない。葬儀は「大喪の礼」で、墓所は「陵」となる。身分としては「内廷皇族」となり、生活費は内廷費から支出され、補佐する組織が新設される。等々とあり、もっと細々と決めているでしょう。でも何か引っかかるのです。

それはもっと根本的な決め事で、この法案が今上天皇に限った法案と強調されていて、退位の要件が決まっていないのです。すると、いまの皇太子が天皇となり、また高齢までお努めなったとしたら、その時もまた今上天皇に限った法案を立法化するのでしょうか?天皇陛下に定年を定めることはできないのでしょうか?

「体が動く限りはお努め下さい」が原則のようですが、変更する考えはまったく無いようですが、これは皇室典範の規定なのでしょうが、とても非人間的な規定ですよね。天皇陛下が自身の口から、皇室典範や皇室関連法案に言及することは出来ないでしょう。それが今回”退位の意向”を出すことで制度変更が出来るようになりましたが、向後ずっと”退位の意向”を出し続けなければならないのでしょうか?なぜ”退位の要件”を決めないのでしょうか?

おそらく”伝統”という言葉が帰ってきそうです。「上皇」も「大喪の礼」も「陵」も”伝統”と言うのでしょうが、”象徴天皇”そのものが伝統じゃないのですから、”伝統”に拘る、一辺倒の固定化した考え方も変らなければならないと思うのですが・・・。それでタイトルの「80歳定年制」なのです。80歳が精一杯じゃないでしょうか?

社会は変化する。社会が変化すれば、ヒトも同じように変化する。天皇は”現人神”から”象徴天皇”に変化しました。この時に”伝統”も変えるべきだったのです。天皇陛下にも余生を・・・じゃないでしょうか?
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