まあだだよ

まあだだよ

2017年3月7日
までまだしつこく寒いですね。でも、もう暖かくなるはずという期待感というか、先入観みたいなものがありまして、分厚いコートはもう着たくないのです。軽やかなカッコーにしたいのに、それじゃ寒すぎる。メンドーくさい時期です。

最近、古い映画を探してきて楽しんでいますが、これは中古屋さんで買っているのですが、ちょっとヘンなことに気づきました。新品の映画DVDはどこで売っているのかとの疑問です。ワタシ、最近はレコード屋にも行きませんし、新品のDVDを売っているお店知らないのです。えぇっレンタルショップで売っている?ホント?以前書きましたが、ワタシの映画ビデオ鑑賞はベータマックスで完結していますので、レンタルショップも無縁でして・・・まぁ中古屋さんでいいや。

洋画が好きなので洋画ばかり探しますが、興味を引くものがなくて、まぁ邦画でもと棚を眺めていましたら黒澤明作品「まあだだよ」がありました。さらに見回していたら「姿三四郎」がありまして、まぁ観てみるべぇと買ってきました。帰宅して「さぁどっちから」とジャケットを見て気づきました。この2つ、「姿三四郎」がデビュー作で、「まあだだよ」が最後の作品だったのです。

「まあだだよ」は名作ですね。ヒトの生活の理想が描かれていますが、喜劇映画ではと思うほど可笑しくて面白いのです。喜劇映画でないのは笑いを誘ってもバカ笑いじゃなく、可笑しさがクスッとした微笑ましいものなのです。そして明治人の、明治時代の日本人の”気骨”と”清貧”が漂っているのです。

”気骨”と”清貧”。この2つは現代人が、明治から戦前までの日本人と比して、失くしてしまったヒトとしての特性じゃないでしょうか?”気骨”を装うのは”右寄りのバカ”ばかりだし、”清貧”は言葉として存在するだけで実在例は消滅しています。”貧”は多くあっても、”清”は見当たりません。おそらく”清”であることを尊いとする考え方、生き方が失われたのでしょう。

”貧”の反対語、”富”がまったく”清”と噛み合わない世の中となっていて、”富”と”気骨”が手を結ぶ世の中となっています。それじゃイカンだろうと警鐘を発しているのが「まあだだよ」です。”貧”な生活は誰も望まないけど、”足るを知る”生き方が大切と思うのですが・・・難しいね。
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