平和賞???

2016年10月18日
ディランが話題となっています。一瞬えっと思うノーベル文学賞受賞ですが、たしか去年、候補に挙がっているようなことを耳にしたような気がしますが、落ちた候補者をノーベル財団が漏らすことはないでしょうから、ガセネタと思っていましたが、ホントだったのですね。でもディラン、なにかバックレてしまいそうな雰囲気となっています。ノーベル賞をバックレるなんてカッコいいですね。

たしかにディランの歌は、イヤ歌詞は文学としても立派に通用すると思います。思うのだけれど文学賞と括られると、「ちょっと違うだろう?」とも思うのです。ディランの歌は、イヤ歌唱といった方がいいでしょうが、歌詞を重視しているように聞こえます。そう、ディラン流の歌唱はラップのようにも聞こえるのですが、ところが別の歌手がディランの曲をやると、どの曲もとてもいいメロディなのです。けっしてラップじゃないのです。

そういえば、ちょっと前にウッデイ・ガスリーやレッドベリーをトリビュートした「A Vision Shared」でディランに触れ、もうちょっと前に、ヴァン・モリソンが歌うディランの「It's All Over Now Baby Blue」も紹介しましたが、なにか今回のマエブレだったのでしょうか?

でもワタシ、ディランはノーベル賞を貰ったほうがいいと思います。シレ~っと受賞会場にギターをぶら下げて登場して、シレ~っと1曲歌って、シレ~っと立ち去る。それでいいんじゃないでしょうか?ノーベル財団にしても、奇をてらって「ディラン」の名前を出したわけじゃないでしょうし、やはり50年以上にわたる彼の一貫した音楽活動を評価しているでしょうから・・・。

ちょっと余計なことですが、北大路魯山人は織部焼(陶器)の重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されたのに辞退しました。写真家の濱谷浩は、文部省の芸術院選奨(だったかな?)を返しています。魯山人は、篆刻家・書道家としてだけでなく、陶器や料理の世界に大いに貢献しました。濱谷浩は、日本人で初めて世界的な写真家集団「マグナム」の会員となったほどの方です。二人とも間違いなく超一流の芸術家です。

魯山人は料理ブームで再認識されていますが、濱谷浩を知っている写真好きは少ないでしょう。そうなんです。この国では、お国からの表彰を断ると世間的に冷遇される、疎かにされるのです。(濱谷浩は「愚かな戦争を起した国から表彰されたくない」とハッキリ言ってましたから、国を挙げて意趣返しされたのでしょう。)

脱線しましたが、やはりディランはノーベル文学賞を貰ったほうがいいのじゃないでしょうか?ん?平和賞なら貰うのじゃないかって?そうかもしれませんね。
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コメント

No title

彼を20年以上前に観に行ったことを思い出しました。
そのライヴは音楽的にはヒドい内容で、中学生レベルの演奏力の彼にバックバンドが合わせてあげてる感じでガッカリしたのでした。
しかし、今回の件でその時のことも納得しました。
彼は好きなようにしていただけだった訳で、そういう役割が許される人ってワケですね。
戦争の親玉に勲章を貰うのも、くれるなら貰うジャンてな感じで。
今回も世界中が彼を見守るしかないという感じですねえ。

No title

ナオさん、ど~もです。

ワタシ、40年前の初来日を大阪で見ました。そのときの印象は、ボーカルがどうの、演奏がどうのってなにも覚えていません。

ノーベル賞を授けるほうがディランに対して「非礼」と言ってましたが、自らの権威主義体質を晒しただけで・・バカでしたね。

価値観の違いといえば簡単ですが、世の中にはいろんな価値観があるもので、それを押し通せるかです。「そんなもの、いらない」でいいんじゃないでしょうか?

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