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バカ宣伝商法

2015年5月26日
ここのところ商売、商法についてチョコチョコ書いています。ドローン少年の事件や、安保法制の審議入りなどのニュースもあるのですが、なかなか真偽というか、方向性というか、見えない部分が多くて・・・。よう分かりません。

ワタシ、テレビ見ませんからテレビショッピングがどんな具合か知りませんが、(テレビ見ていたとしてもショッピング番組は見ないでしょうけど)ラジオを聞いていると、トンでもない値段が出てきて、トンでもないオマケが付いてきてビックリしています。「オィ!正気か?」と驚いています。

「今一番売れている○○社の○○が、今回だけ今日だけの大特価放出です。」ときて、「凡その市場価格は○○万円のところ、今回は○○万円の提供で、さらに下取りで○万円値引きで、さらにもう1個サービスです!」ときます。このパターンが多くて消費者も感覚が麻痺していると思いますが、デタラメ満載ですね。

なんで売れているものを大特価販売するのか?下取りだって、下取り品に価値があるとは思えませんし、引き取りと処分に費用がかかるのになぜ値引きになるのか?さらに同じものがもう1個といわれたら、そりゃ最初の価格(定価?市場価格?)が大幅に水増しされているとしか思えません。デタラメですね。

なんでも知り合いの話しでは、冷蔵庫を買って、古い冷蔵庫を引き取ってくれるとのことが、配達業者と引き取り業者が別となっていて、3日ほど冷蔵庫が2つとなってしまって大変だったとのことです。さらに下取り価格から引き取り料を差し引かれ、結果としては下取りは微々たるモノだったとこと。デタラメですね。

なんでも最近、電気屋さんとカメラ屋さんが随分と減っているそうです。カメラ屋さんは昔専門でしたのでよく知っていますが、ここ10年ほどで2万軒ほど減っています。それで伸びてきているのが量販店と通販大手で、それでメーカーサイドも大手を無視できないのでしょうが、以前にも書きましたが、商売はどの業者も、製造会社も流通業者も販売会社も適正な利潤を分け合うべきで、どこかに偏るのは危険なのです。

でも「水は高いところから低いところに流れる」ものですから、どうしても安売りが勝ってしまいます。しかし、安売り=価格競争が導く先は商品の陳腐化を早めて、小売業の寡占化を進めてしまいます。モノの価値は早々と減衰し、一部大手業者にモノの取捨選択を委ねてしまうこととなります。だ・か・ら、バカ宣伝文句やバカ商売は相手にしないことが大事だと思うのですが・・・。
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