トンビとカラス

2014年11月27日
先日、2~3Km離れた河原まで足を伸ばして散歩していましたら、とてもいい日和でしたが、雲一つない空にトンビが空に円を描いていました。トンビの飛翔は、トンビに限らず鷹や鷲は同じような飛び方をするのでしょうが、見た目ではほとんど翼を動かさずに悠然と浮かんでいて、なぜか左右に方向転換します。美しい飛翔です。

美しい飛翔に見とれていたら、どこぞからカラスが飛んできまして、トンビに突っかかってきまして、なぜか執拗に突っかかりまして、逆にトンビがカラスを追いかける姿勢となると、カラスも負けじと対峙していました。思わぬところでトンビ対カラスの喧嘩を見ることができたのですが、結果はあっけないものでした。トンビがさっさと逃げちゃったのです。トンビ対カラス、あっけなくカラスの勝利となったのですが、これ理由もあっけなく分かりました。なんのことはない、カラスには近辺に多くの仲間がいて、多くの仲間がスタンバッていたのです。そりゃトンビも逃げますって・・・。

これトンビの察知能力を褒めるべきか、カラスの団結力を褒めるべきか悩むところですが、なにか世の中の側面を垣間見るようで面白くないのです。要するに、衆を恃む、衆を纏めて力と為すのか、おのれ一人の力で生きていくのかという、生きていく上での側面を見せてくれたのです。極端に、簡潔に云えば、ひとりでどんなに力を蓄えようと数には敵わない。逃げざる得ないという現実でしょうか?

ここでもう一つ疑問が・・・。衆を恃む、数で圧倒するカラスは悪なのかという疑問です。なにかを成す為には同調者がいた方が有利なわけで、多くの同調者を得ることが出来るのは、その成す術が多くの人に受け入れられる妥当なものともとれるわけで、ホントはこの方法がもっともいいと思い至りました。

しかし、ちょっと現実世界に目を向ければ、多数を占めようとしているのはロクでもない集団です。世間では多数を占めようと、ロクでもない離合集散が繰り広げられ、出来もしない妄想が幅を利かしています。やっぱトンビがいいな~とひとりゴチています。
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あ~勘違い

2014年11月26日
また、長崎県対馬のお寺で韓国人による仏像・仏典の盗難がありました。外国の寺院で仏像・仏典を盗んで自国で売り払うのでしょうが、この盗難事件に対して「仏教とはそもそも~」と勘違いなニュース解説をTVキャスターがやっちゃたそうです。

「仏教ってのは、そもそも生きる上で物質世界にとらわれている、その執着をダメだよっていう教えでもあるんですけどね」とか、「その大般若経のことは分かりませんけど、般若心経の有名なお経で言うと、『とらわれることから離れなさい』と『こだわることを忘れなさい』と。こだわらない心、とらわれない心、そういうことを教えてくれるんですよね」とかですね。

このキャスター、ドロボーという行為に対して般若心経の内容を披露していますが、これ何の関連があるのでしょうか?また、仏典(お経)にはあまり触れず仏像ばかり云うのは、「物に執着する我々みたいなのが浮き彫りになるんです。皮肉にも」と分かったようなことを云っています。まるで盗られた方の、モノに対する執着が悪いとでも云うのでしょうか?なぜ簡単にドロボーが悪いと云わないのでしょうか?

仏像より仏典、知識に関するものが重要と知性をひけらかした解説ですが、ひけらかすポイントが違っています。解説するのなら、なぜ仏像や仏典を盗むのかという背景の事情です。なぜ外国人(韓国人)が外国(日本)で盗みを働くのかという、そうした事情を解説するのがキャスターでしょう?

キャスターというのは政治家と同じで言葉が命で、物質世界の執着とは繋がらないように思われますが、物質への執着と名声とか名誉とかは欲望で繋がっています。筋違いな般若心経を持ち出したのはキャスターの”目立ちたいという欲望”で、ドロボーと同じように欲望に執着しているとなります。ドロボーと盗ったものの中身とは関係のないことです。あ~勘違いですね。

(蛇足ですが、ワタシは日本のお寺の仏像や仏典は飾りに過ぎないと思っています。寺院も神社仏閣も人寄せ施設でしかなく、仏像は工芸品、仏典は古文書としての価値しかないと思っています。しかし、それを盗むのはそれが売れるからで、故買品を飾る坊主に、故買品を拝む信者、何が宗教やら、何が信仰やらと思ってしまいます。)

アザトイ手法

2014年11月25日
シトシトと冷たい雨が降り続いていますが、つい2日ほど前のあの小春日和はどこへいったのかとか、このまま冬に突入かと、ヒトは簡単に決めつけてしまいます。ヒトはなんと忘れっぽく、なんと短絡であることか・・・。もちろん自分も含めてです。

年末に選挙があるそうです。すると、早くもオカシナ話しが出てきています。例えば民主党が政権を担っていた時期に、政党助成金をプールしていたとか、安部政権が再増税が予定されている2017年度から軽減税率を導入するとかのことです。

民主党の助成金プールは、たしかに税金(助成金)を選挙資金用にプールするのは同義的にはオカシイですが、(プールするくらいなら、次年度から助成金を減額しろよと思いますが)だいぶ前から分かっていたこと、なんで今出てくるのでしょう?そして軽減税率の件、生活必需品と括っているようですが、何がどうなるのかまったく分からない話しですが、これ特定多数に向けたささやかな夢を振りまいている”空手形”ですが、なんで今出てくるのでしょう?これらは完全に選挙に向けた事前活動です。だって2017年ですよ。3ヵ月後、半年後が読めない時代に「何を云っているの?」じゃないですか?しかし、やることがアザトイですな~。

なんでこんな”アザトイ”ことをやるのか?そう、多数のヒトがこうした情報っぽい話しにのせられ易いからじゃないでしょうか?”初冠雪”とか”木枯らし1号”と聞けば、ヒトは冬だと決め付けてしまいます。同じように、民主党は同義的にオカシイと聞けばアンチ民主党になりますし、軽減税率と聞けば「もしや」と”空手形”でも信じてしまいます。

これらのアザトイ手法に対抗するには、物事の根本をいつまでも忘れないことが肝心だと思うのです。政党助成金の成り立ちとか、自民党が軽減税率を否定していたこととかですね。そして、なぜ700億円も税金を使って衆院選をやるのか、その疑問を持ち続けることが重要だと思うのです。そうしないと、ヒトはいつまでも忘れっぽい、短絡な与しやすい愚民とナメラレてしまいます。気をつけましょう。

悼むとは?

2014年11月20日
高倉健が亡くなりました。(大スターに敬称は不要と思いますので付けません。)ワタシ、テレビ見ませんので追悼のつもりの、アレヤコレヤの番組を見ずに済んでいます。こういうの見たくないのです。

それでも、ネットニュースには記事見出しがいっぱい出ています。その中で、もっとも見たくないのが北野武のそれです。こういうヒトだった。こういうことがあった。そんな類の話しが北野流に料理されるのは、特に見たくありません。何ででしょう?それは、高倉健が大スターで好きな役者だということもありますが、個人のプライベートなことは、故人となってもプライベートなことで、そんなことを世間に出すことはないと思うのです。プライベートはプライベートで、故人の身内で収めていればいいと思うのです。それが北野武にかかったら・・・イヤだな~と思うのです。

ちょっと書いた記憶があるのですが、何かの本に、ヘミングウェイとマリリン・モンローの過去には触れるなとの一節がありました。なぜなら「彼らは米国の夢だからだ」とありました。これ分かりますか?誰にでも実像と虚像がありますが、大スターはその虚像が多くの人に影響を与えていますし、その虚像を保ったまま人生を終えたのです。だから、大スターのプライバシーに触れるなと云うのです。それをたかだかテレビ番組ごときに、たかだかワイドショーごときに壊されている。そんな風に思えるのです。

テレビ関連のヒトや芸能人には”あさましい”という感覚はないのでしょうが、故人のプライバシーをネホリハホリして番組のネタにするのはとても”あさましい”と思うのです。まぁ、そんな感覚を持っていたのでは、芸能界やこの世間を渡っていけないのでしょうか?

ヒトは必ず死にますが、そのヒトが居なくなったから出来る話しって何でしょう?静かに悼めばいいだけのことじゃないですか?ホントに悼んでいますか?(ちょっと云いすぎか?)

3D新分野

2014年11月19日
もう2週間ほど前のことですが、とある団体主催の勉強会がありまして、これ今回は3D画像の商業利用に関するものでして、あまり詳しくは書けませんがとても面白かったので、少しばかりバラしちゃいましょう。

もう3Dのブームは去ったと思っている方が多いと思いますが、3Dテレビなんて散々な営業成績でしたし、とある大手カメラメーカーの3Dプリントはいつの間にか姿を消していますし、世間的には3Dはダメだと思われています。しかし、どっこい3Dがドンドン進展している分野があるのです。医療分野です。3Dは医療、特に臓器に関する勉強には欠かせないもので、手術の状況を明確に示すにはとても重要な技術のです。

なぜなら、2D(平面)画像では重なった臓器や血管はアイマイで、「ここ」と教授が示してもなかなか分かりづらいからです。そして臓器や血管を間違えると、それこそ致命的なミスとなってしまうため、3Dで、立体で位置関係を明確に知る必要があるため、医療業界では3D化が急速に進展しているのです。驚いたのは血管の直下に静脈が通っている画像で、これ知らなければ静脈にブスリと針を刺すことがあるわけで、3Dはとっても有用な画像技術なのです。

この3D画像を見ていると、間隔をあけて設置した2台のカメラと、手術衣を着た助手や学生が、サングラスのような偏光メガネを掛けて熱心にモニターに見入っているのが奇異なのですが、画像効果は絶大なのです。(ステレオ画像を見るには、赤青メガネのアナグリフと偏光方式があるのですが、正確な色彩が必要な医療現場では偏光方式が使われます。)この技術スゴイですよ。でもこのスゴイ撮影と画像処理技術を開発した会社、技術の売り先がなくて困っているそうです。世の中うまく噛み合わないのです。

3Dや画像や映像がワタシの本業なのですが、こんな高度なことはできませんが、世の中にはこんな分野もあるんだということを紹介してみましたが、偶にはこんなネタもいいでしょう?
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Author:等閑堂
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