留(とど)まったモノ



 「今日は何の日?」というコトバには何の興味もないのですが、たんなる祝日、ゴールデンウィークの一日と思っていたら、今日は「昭和の日」だそうです。「昭和の日」って何よ?ん、昭和天皇の誕生日か、祝日が多くて覚え切れません。

 10年ひと昔という言い方にそえば、昭和が終わってもうふた昔以上経っているわけで、とても遠い昔となっているのですが、昭和の次の平成という時代、なにかパッとしないですね。いや、パッとしないどころか、ドンドンと暗く、住みづらい国になっている。そんな気がします。

 10年ひと昔の次に、「ヒトは世につれ、世はヒトにつれ」というコトバを出すと、暗いとか住みづらくなっていると感じるのは、現在ではない別の時代に観念が留まっているからでしょうか?世の中とヒトの観念が相関関係であれば差異は少ないでしょうが、ヒトの観念は一所(ひとところ)に留まり、留まった観念の差異は大きくて厄介です。(だから面白い?どっちなんでしょう?)

 写真は、つげ義春さんの「つげ義春全集別巻」の中のイラストです。つげさんのイラストはこうした風俗的なものと、鄙びた温泉地や古い街道を描いたものなどがあり、とても味わい深く、行ったこともない所なのに懐かしさを感じさせます。

 こうしたつげさんのイラストを見てワタシは郷愁を感じますが、これはどこか、つげさんの世界と観念的に繋がるものがあるからで、同種の観念が留まっているのでしょう。そして、こうした全集が出版されるのは、同種の観念を共有するヒトがそこそこ存在することを現しています。

 いろいろと違った観念が存在し、近在し、ときどき触れ合う。触れ合って「あぁそんなものか」であればいいのですが、何か最近は「そんなものか」で済まなくなっているようです。そう違う観念(考え方)は認めない、排斥しようとする風潮が徐々に増えているような気がします。

 観念なんて共有しなくともいいですが、共存していかなければならないことは世の中にはいっぱいあります。意味不明な「美しい国」もあれば、誰もが望む「住みやすい国」もあります。でも現実は、わけの分からない「美しい国」に突き進もうとしていて、「住みやすい国」が置き去りにされています。これは一方の観念を認めない、排斥しようとするものです。

 なぜ住みにくいと思うのか?それはやはり格差じゃないでしょうか?格差が留まったモノじゃないでしょうか?それが富なのか、それが知識なのか、それが偏見なのかは分かりませんが・・・。

 つげさんのイラストに描かれる世界には、平等な貧しさ、豊かじゃない住みやすさが感じられます。いまのこの国、いろんな留まったモノが多すぎるのではないでしょうか?
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国滅びて・・

2013年4月28日
え~っと、実生活で”頭にきちゃう”ということはそうそうないのですが、ュースを見ていると一日に一回は”バカヤロー”と頭にきちゃうことがあります。

今日頭にきちゃったのは以下のものです。『財務相の諮問機関である財政制度等審議会は28日、国の借金を減らすためにどれだけ 歳入を増やしたり歳出を減らしたりする必要があるかという試算をまとめた。2021年度に国内総生産(GDP)の8.9%にあたる約57兆円分が必要だという。消費増税によって歳入を増やすだけで達成しようとすると、消費税率を30%近くまで引き上げなければならない計算だ。』これ頭にきませんか?

さらに怒り心頭となるのは、『28日の財政審では委員から「社会保障費を厳しく切り込んでいかないといけない」などの 意見が出た。』という件(くだり)です。これ「金がなけりゃ国民を絞ればいい」で、財政制度審議会の委員というのは日本国民じゃないのかと疑ってしまいます。

これ何度も書いていますが、なぜ歳入を上回る歳出が罷り通っているのか、これが一番の間違いの元です。どんな家庭でも給料が減れば買い物を減らすでしょう?なんで国は歳入を上回る歳出ができるか?こんな小学生でも分かることを、財政制度審議会の委員という学識の高い、給料高いヒト達が分からないのでしょうか?歳入にあわせて歳出を加減する、抑制するという考え方がない限り、消費税なんて30%どころか、50%になっても足りるわけなく、社会保障の抑制なんてなんの役にも立たないでしょう?

政治家にしても、役人にしても、財政制度審議会の委員にしても、自分が関わっている数年か十数年に財政が破綻しなければいいとしか考えていませんね。そう言えば、公務員の給料だけは8.5%ほど上がるそうです。公務員の組織はアンタッチャブルな組織なのか、そんなに怖い存在なのでしょうか?

対策なんてとても簡単。公務員や政治家の給料を歳入とスライドさせればいいだけです。こんなこと一般社会ではフツーのことでしょう?現状はまさに”国滅びて・・・”ではないでしょうか?

ヨソモノ感

2013年4月24日
今日はとてもいい天気でした。だからと言うわけじゃないけど、普段滅多に行かない場所へ、偶々相手の会社がその近辺に事務所を構えていたからですが、渋谷に行ってきました。

目的の場所は渋谷からひと駅の表参道なのですが、時間もあったし、あまりにいい天気でプラプラと歩きました。歩きながら目に入ってくるものは、ヒトも、男も女も、建物も、行き交う車も、実に多様でした。そして歩きながら感じたのは、この町の、このゴミひとつ落ちていないこの光景は一体何を表わしているのだろうかということです。

歩きタバコもなく、モチロン痰や唾を吐くものもなく、交通信号を守らないものもいない。コゼりあいもなく、大声を出すものもなく、走り出すものもいない。素性の怪しい募金活動をやるものがいたけど、誰も聞いてはしない。見えない規制が、見えない調和を取っている。そんな風に思われるのですが・・・。

以前、夏場に韓国に行ったことがあるのですが、繁華街を少し離れると、家々の玄関前に置かれた長いすで、近所のオジサンやオバサン達が、夕涼みながらの”長いす会談”をやっていました。ときおり大声や大笑いが聞こえてくるのですが、この光景、ワタシのガキの頃の光景と同じでした。

町々の光景はその町々によってマチマチなんでしょうが、なぜか、ときおりの大声が、ときおりの大笑いが、それが野卑な嬌声であっても懐かしく感じられました。環境を壊さない、雰囲気を変えない調和は大切とは思うけど、ワタシ、小奇麗な町はなにか苦手なのです。

渋谷はもとより好きになれない町ですが、ワタシにとって表参道もなにか全然しっくりこない町で、やっぱりワタシは片田舎の町か、上野や御徒町あたりがいいのかな~って思いながら帰路につきました。このヨソモノ感、気のノラなさは何なんでしょう?

ヘンな番組

2013年4月23日
寒くなったり暑くなったり、なかなか落ち着かない天候が続いています。寒暖の差が日によって極端だったり、朝・昼・晩とで随分と気温が変わったりしています。まぁ春だから仕方ないか・・・。

ワタシ、テレビも新聞も読みませんので、情報はネットとラジオで得ています。それでラジオをちょくちょく聞いているのですが、ちょっと不思議な放送を耳にすることがあります。とあるFM局で、ちょっと旧聞になりますが、浅田真央を「肝心な時に転ぶ娘」と言った例の元首相を弁護していました。軽薄(失礼)、軽さがウリの若者向け番組で、軽やかな口調がちょっとシドロモドロになりながら弁護していました。

さらに、これもちょっと旧聞ですが、安倍政権の政策を、今度は安倍ちゃんの口調を真似てキャスター(MC?)が語っていました。なぜFM局が政治家の肩を持つような放送をするのか、それも特定の党を、オカシイでしょう?

もうひとつ、もっとつまらないイチャモンがあります。昨年末のこと、「多くの一流アーティストの方々から新年のメッセージをいただいています。」と言い、いろんな歌手がいろいろと語っていたのですが、必ず最後に新譜の紹介やコンサートの案内があるのです。これ新年のメッセージと言えるのか?ただの宣伝告知でしょう?

リスナーに対してのメッセージを芸能人に依頼したのであれば、「メッセージをいただいています」は正解ですが、新譜やコンサートの告知がメインであれば「メッセージをいただいています」は間違い、いや嘘です。メッセージは番組側で企画制作したとはいえず、タダで芸能人の告知を流したに過ぎないのですから・・・。

若者向け番組で、政治的な発言を、特定の党の発言を流すのはとてもオカシイ。タダで商売の告知を「メッセージ」と偽って流すのはオカシイ。とてもヘンな番組です。J-WAVEの「ハロー○○○○」って。

また、すぐ交代したけど、これ以外の情報番組で安倍チャン支持をあからさまに言うキャスターもいまして、なんだかJ-WAVEって、とってもヘンな放送局です。

安全な国へ

2013年4月22日
なんでも明日、オバマさんが来日するそうです。なんでも1万6千人もの警官が警備に出ているそうで、ここまでくると安全のコストって大変だなと思ってしまいます。

安全のコストってだけじゃなく、基本的な、日常的な安全航行を疎かにした結果、韓国で大きな海難事故が起きました。起きてしまった事故はナンともしようがないのですが、船長がどうの、船がどうのと、何の役にも立たない報道が、何を煽ろうとしているのか分からない報道が溢れています。事故の原因を究明するのは重要でしょうが、責任を追求するのも必要でしょうが、いまやることかって思いませんか?

そりゃ、メディアは船長をコトアゲれば新聞は売れるでしょう。そりゃ、修学旅行を全面禁止すれば責任問題は起きないでしょう。でもそんなこと、いまやることかって思いませんか?

韓国は三流国とかいった自虐的な論調があるそうですが、これもいまやることかって思うのです。ほとんどの外野のヒトは、ただ推移を見守るしかできません。そうであれば成り行きを冷静に見守ればいいじゃないですか?ことさら船長を叩いたり修学旅行を禁止するのは、三流国の三流国民の反応じゃないでしょうか?

もうひとつ問題があります。そうオバマさんです。日本に行くのならと韓国にも来てっと、韓国政府が頼み込んだのですが、朴オバサンはどんな顔をしてオバマさんを迎えるのでしょう?また、オバマさんはどんな第一声を発するのでしょう?(いまからでもキャンセルして貰ったほうがいいんじゃないでしょうか?)

まぁ体裁を繕う、世界第何位が大好きなのは仕方ないでしょうが、本当に安全な国を望むのであれば、騒がずに沈思黙考、自省した方がいいんじゃないんでしょうか?(韓国だけじゃなく、日本にも言えることですけどね・・・。)
プロフィール

等閑堂

Author:等閑堂
”ひつじのこ”にようこそ!
あなたの日々積み重なるものはなんでしょう?

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