仙台遷都

2011年3月30日
大震災からの復興が少しずつ進んでいます。避難所が設置される範囲も、被災地周辺から新潟や群馬、埼玉、東京などと広がってきています。被災した現地では、役所機能を維持することが出来ず、役所ごと避難している町もあり、ライフラインどころか瓦礫の山となったままです。

未だに見たくない地名があります。それは、仙台市若林区荒浜という地名です。衝撃を受けた映像は名取川の津波の逆流ですが、「仙台市若林区荒浜に200~300人の遺体」という、ニュース画面のテロップには愕然としました。そして現地は、津波の危険と浸水のため、救援や遺体の収容が何日も進みませんでした。ですので、大震災の当日から、テレビで「仙台市若林区荒浜」の地名が出てくるたびに、暗い水浸しの更地が脳裏に浮かぶのです。

被災した地域は、復興に向かっていかなければならないのですが、地盤やライフラインの問題、もっと具体的に土地の区画などの問題、さらに現実的には費用の問題などがあります。だから思うのですが、これはもう個人や地域の問題じゃない、国としての都市再生計画が必要じゃないかと。

設置する防波堤の数や高さや位置から、港湾設備、幹線道路、主要な公共施設、商業地域や住宅地域の設計等々を考えれば、規模的にも設備的にも充分大がかり都市計画となり、首都としてでもおかしくない規模です。新たな首都作りとして、新たな国会議事堂を仙台市若林区荒浜に建ててもいいんじゃないでしょうか。

(もう1ヵ所、国として再生させなければならない地域があります。そう、福島第1原発“跡地”と周辺30Km範囲です。ただこの地域は東電の責任区域ですので、東電がすべての土地を買い取り、放射線の影響がなくなるまで管理するのが当然じゃないでしょうか。福島県東電“郡”になってしかるべきかもしれません。東電の責任については、また後日にでも。)
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隠しとおす

2011年3月28日
大震災の地震と津波の破壊力は凄まじいものでしたが、これに匹敵するほどの被災となりそうなのが、東京電力の原発事故です。昨日からの原発の騒ぎも、これまで同様のハッキリしない対応で、洩れ出た水の放射線検査を間違えていたと。1000万倍ではなく10万倍で、ヨウ素ではなくセシウムだと。放射性物質そのものを間違え、数値を2桁間違える、素人以下の失態です。東京電力に対して、まだ回復の目処が立たない段階で、数多くの失態をあげつらうのは早いと思っていましたが、(あげつらえば何ページもの量になりますが)あまりにも酷い状況です。

深刻な問題が次々と出てきています。もっとも怖い放射線プルトニウム。これに関しては検出されなかったのではなく、検査していないことが明らかになっています。彼らの理屈では、「重金属だから浮遊しない」「浮遊しないものは問題ない」「問題ないものは検査しない」という理屈です。それじゃプルトニウムが海に流れ込んでも、土地に染み込んでも関係ないと言うのだろうか?絶対に浮遊(飛ばない)しないと言えるのか?

福島第1原発で、4基の原子炉を冷却させるのに苦慮しています。しかし彼らは、自らの対策次第で世界中が放射能に汚染されること、現に10何万人が避難していることを認識しているのでしょうか?こんな危機を招きながら、情報を操作するとか、事後対策への影響とか考えているようで、ホントどうしようもない会社です。

何よりも東京電力が間違えているのは、“隠しとおせる”と思っていることじゃないでしょうか。日本中、世界中で放射線をチェックしていますし、原発そのものも常時カメラで撮られています。それで自らの不手際が暴かれているのが現状で、“隠しとおせる”余地なんてありません。(現場の作業員もほとんどが“他社”の人だし。)

今回の事故が治まったとしても、東京電力は今後何十年も福島をフォローしなければなりません。早く会社(東京電力)の倫理なんか捨てて、国民とともに動いていただきたい。そうしなければ、東京電力だって生き残れないでしょう。

心の休息

2011年3月27日


例年であれば桜前線がどこどこまで来ていると伝えられる時期ですが、今年はまったくその類のニュースは流れてきません。「花見の心配をしているときじゃないだろう。」ということでしょうが、そのようにも思えるし、違うようにも思えます。

今日、少しばかり地元の公園に行ってきました。例年であれば「桃まつり」とやらで賑わっていますが、今年は屋台も出ておらず、華やかさはありませんでしたが、結構多くの人が散策していました。お祭りの雰囲気はないのですが、家族で憩うのであれば充分じゃないかと思われました。

水戸の偕楽園は震災の被害で「梅まつり」を中止とし、ディズニーランドかシーかは忘れましたが、これも閉園しています。おそらく、関東や東北にある観光・行楽施設の多くは、実際の被害もあるでしょうが、なかば自主的に閉じている所が多くあるのでしょう。こうやって見てみると、観光・行楽施設っていっぱいありますね。そして、どれもがいろんな会社と結びついていて、大きな産業となっています。で、産業ですのでいつまでも自主的に閉じているわけにはいきません。難しいですね。

でも、行楽って重要だと思いませんか?日常から離れて温泉へ行くのは、日本人の最も好む癒しですし、景勝地に遊びに行くのは、日々の労働のご褒美ですから。随分と気の早いことで、何年もかかることかもしれませんが、観光・行楽施設の早い復興と、観光に行ける生活への復興がともに叶うことを願っています。それが一番の心の休息じゃないでしょうか。

確かな情報

2011年3月26日
先日、米国出張から帰ったばかりの方とお話しする機会がありました。その方によれば、米国到着の際、日本人乗客は放射線検査があるとアナウンスがあったとか(実際には検査は無かった。)。空港ではカメラを抱えたテレビクルーが、日本人を見つけてはインタビューを取っていたとか。米国では、日本=放射能汚染の図式が出来上がっているとのことでした。で、放射能関連の国内情報はやっと少し落ち着いてきた感じですが、まだまだもやもやとしています。

で、とても判断が難しいのが放射線の影響です。情報の出所はほとんどが政府と東電ですから、これを全部信用できるわけはありません。かといって多くの方が、関西や九州や沖縄に疎開する余裕はないのです。否、今住んでいる土地以外で、生活場所を見出せる人が稀でしょう。それに、その程度の疎開で済むのか、逃げ出せば済むのかといった疑問もあります。

久しぶりに渋谷に出かけたのですが、街全体が中途半端に暗いのです。その暗い中で多くの人が、以前と変らぬ生活をしているようでした。とおり一遍の情報が溢れる中で、何も変らず生活する人、遠くへ遠くへと逃げようとする人、これを機に金儲けを企む人、少しでも誰かの手助けをと考える人、それぞれの思惑で今を生きています。

だから、今、重要で必要なのは情報の量ではなく確かな情報の質です。裏読みする必要のない確かな情報が欲しいのですが、身の回りに溢れている情報はどっちなんでしょう?

きりかえ

2011年3月25日
3月20日から地元の公園で「梅まつり」が行われていますが、例年なら混む前にちょろっと見に行くのですが、今年は全然思い出しませんでした。まつりが始まると幹線道路がかなり混むのですが、今年は道も混まないしお客さんが少ないようです。ニュースでは水戸の偕楽園の梅も、桜前線の位置も何も出てきません。大震災はとてつもない大惨事でしたが、ちょっとは他の情報も入れるべきでしょうね。

さらに、福島第1原発の“放射線漏洩”との戦いが、毎日、詳細に伝えられ、さらにさらに、野菜や水に対する汚染が伝えられ、そして計画停電の野放図ぶりが・・・。東電を元凶とする情報ばかりとなっています。まだ事態は何一つ収まっていませんし、“たら”や“れば”を言ってもしようがないので書きませんが、こんな危ない電力会社は無いほうがいいですね。

しかし、この大惨事から復興しなければならない、悲しんでばかりはいられないのですが、この切替えが難しいです。被害状況、具体的な被害者数が確定しないのが要因かなと思います。正確な被害の全貌が分からないと、「さぁ!これからだ!」となりにくいのじゃないでしょうか。もう2週間といった時間の経過だけでは、区切りにならないようです。しかし、梅の時期が過ぎて、もうすぐ桜の時期となり、入学や就職といった新しい生活が始まる人もいっぱいです。もう切替えなきゃならない人もいて、時は待ってくれないですね。

(昨夜は所用で帰りが深夜となったのですが、駅からの帰途、ふっと空を見上げると上半分が欠けた見事なお月さん。ところが昨夜のお月さん、いつもより暗い、黒い夜空に出ていましたが、オレンジ色で不気味でした。いやな予感は、口に出したり書いたりした方が当らないようなので、書いておきます。)
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Author:等閑堂
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